2021/10/11 フォルマシオンミュジカル
今日はソルフェージュ中級クラスの10月1回目のレッスンでした♪
今日はいつもと違う形でのレッスンを行ってみました。
10/2〜ショパンコンクールの予選一次が始まり、
私もYouTubeでショパンコンクールの配信を聴いては各々の洗練された演奏やショパンの作った曲に感動する日々なのですが、、
そんな最中ふと思いついた内容。
〜みんなでショパンコンクールに出ている人の演奏を聴き比べ、その曲とショパンについて学ぶ会〜
です。(タイトル…)
YouTubeのライブ配信を見ていて思うのは、同じ曲でも演奏する人によって解釈や表現が本当にさまざまで面白い!ということ。
それを体験して欲しくて今回は「エチュード10-1」をテーマにし、3人の演奏を聴き比べたり曲や作曲家について学んだりしてみました。
予選の一次で演奏されたエチュード。
まずは事前の説明はあまりせず、3人の演奏を立て続けに見てみました。
見終わってから、
「どこが違っていた?」
「1番好きだった演奏は?」
「どこが好きだった?」
などを質問をしてみて、
みんなの感想を聞いてみました。
すると、
「この人は手の動きが綺麗」
「音の強弱が1番ついている」
「左手がよくきこえてくる」
など、3人の演奏の違いを鋭く聴き取ってくれました。✨
その後楽譜を配り、曲についてみんなで楽譜を見ながら確認していきました。
Allegro、legatoの意味を確認したり、どことどこが同じフレーズなのかを探してみたり、曲の雰囲気が変わる(転調する)部分はどこか、ショパンはどこのメロディを聴かせたかったと思うか。ほかにも、自分が演奏するとしたらどんなことを心がけたらいいか、ショパンはなんの練習のためにこの曲を作ったか、などをみんなで話し合いました。
そして最後は、ショパンという人物について、みんなが知っていることやイメージを出してもらいました。
「よく発表会でひかれている」や、「子犬のワルツを作った」、「明るい曲が多い」など、私も想像していなかった答えが返ってきて楽しかったです🎶
↑こんな紙を使って書いてもらいました。
が、曲について話し合うときには、実際には細部まで楽譜をじっくりみたり、流れをみたりと大忙しだったのであまりメモが取れませんでした😂
ただ、今回は楽譜をじっくり見てもらうことが一番やってもらいたかったので、それでよかったなと思います👏
このような形の授業は、姉から
「フォルマシオンミュジカル」
というソルフェージュの方法を教えてもらってからいつかやってみたいな、と思っていたものでした。
フォルマシオンミュジカルは、フランスの音楽教育システムの名称で、実践をベースに音楽を「聴く」力や「演奏する」力を育てるものだそうです。
やはりせっかくピアノを習っているのだから、自分が弾く曲について色々と調べてみたり、演奏するときになにを心がけるか、などを考えてみるだけでも、きっと音楽の演奏力は上がってくると思います。
また、たとえば一見単調な曲に見えても、楽譜を見ながら聴いてみると、作曲家の意図が細部の指示や和声などに込められていて、それを発見すると全く違う風に聞こえてきたりするので、聴く力が育つと音楽をもっともっと楽しめるようになると思っています。
なので、私自身が最近楽しませてもらっているショパンコンクールを使ってみんなで楽しめたらなーと今日はワクワクでレッスンしました♫
なかなか初めてで、意見が言いづらいところもあったかなーと思うのですが、これからの演奏や聴く機会に今日学んだことが少しでも活きたらいいなーと思います😊
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